プレックスプログラム レポート

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「愛+出会い=オギャー」

2017年9月22日(金)

オギャー株式会社代表 アートディレクター

佐藤 孝好 氏

Takayoshi Sato

<PROFILE>

1979年千葉県生まれ。横浜育ち。広告制作会社、広告代理店、すき あいたい ヤバい(元ロックンロール食堂)を経て独立。ブランドを「産んで」「育てて」「共に生きる」ことをモットーとしたオギャー株式会社代表。「地域の魅力を広告する会社」ココホレジャパン株式会社取締役。大企業のマス広告から超ローカル企業のブランド開発までミクロとマクロを縦横無尽に横断しながら社会をよりよくするための新しいコミュニケーションを模索中。最近の主な仕事に「おっタマげ!淡路島」キャンペーン、パルコ「IKEBUKURO_ MEN’S_ RENEWAL_」TBC「Malon.」、柴咲コウ「続こううたう」、朝日新聞社「こども広告」「ままかRe:Project」での自社商品開発など。

佐藤 孝好 氏

第1部:講義「愛+出会い=オギャー」

講義1

2年ぶりに再びプレックスプログラムに来てくださいました!オギャー株式会社代表/アートディレクターの佐藤孝好さんが今回の講師です。前回お越し頂いた会でのワークショップでは、受講生が発表したアイデアが見事実現していました。淡路島のプロモーション連続企画『おっタマげ!淡路島』の第五弾「タマ泣き美人コンテスト」として打ち出した企画は、各メディアに取り上げられ話題となりました。「良い具合にバズって本当によかったです」と、佐藤さんもここまで話題になると予想していなかったそう。今回もワークショップで新しいアイディアが出てくることを期待します!早速講義からスタートです。

講義2

佐藤さんはこれまで、いくつかの転職を経て独立し会社を立ち上げています。美大を卒業し、最初に広告制作会社にデザイナーとして就職しました。当時の仕事は、代理店のアートディレクターをアシストする仕事でした。自身で一から作ることができないことへのはがゆさもあり、佐藤さんは社会人1年目から精力的に広告賞への応募をしていました。佐藤さんが後から「自分にとってすごく良い経験」と振り返るように、自分一人で一からディレクションをして作り上げたことが、のちのクリエイティブワークにも影響を与えたようです。仕事の傍ら、個人的に頼まれたCDジャケットや制作物をとにかく作っていたと話します。「年賀状もいちいち頑張って作ってたし、なんか必死でしたね(笑)」

講義3

数年後、佐藤さんは広告代理店へ転職します。佐藤さんは転職する当時、メディアに縛られずいろんな企画を自分で行いたかったという思いがあったそうです。そのため代理店時代は、広告をCMからwebまで全て手がけていました。その後、箭内道彦氏との出会いを経て、クリエイティブエージェンシー「ロックンロール食堂」に在籍することになります。ロックンロール食堂は東日本大震災を機に解散、「すき」「あいたい」「ヤバい」という3社に事業を継承させました。佐藤さんが当時所属していたのは「ヤバい」で、電話を取るときや自社を名乗るときのエピソードに会場から思わず笑いがおきます。そのため独立後、自分で会社を立ち上げるときに「会社名すっごく悩みましたよ・・・」と佐藤さんは振り返ります。

講義4

また、共同で運営する地域の魅力を広告で伝える会社「ココホレジャパン」での多くの事例も紹介してくださいました。佐藤さんのお仕事でのエピソードには全て、クライアントさんが持つ思いや愛が詰まっているようなお話しばかりでした。佐藤さんが制作で常に大事にしてきたことは、クライアントに提案する時はどこか一部分だけというのではなく、もっと根元のところからクライアントの思いを汲んでものを作りたいという思いです。佐藤さんが仕事を通じて残していきたいこと、ものを作る上での理想の形について、「何か新しいものを生むには、ただそのものに愛情がある人がいるだけではなくて様々な出会いが必要」と佐藤さんは話します。「愛+出会い=オギャー」ではないか、という名言に受講生たちも大いに納得です。

第2部:ワークショップ「プリン専門店の企画を考えてみよう」

ワークショップ1

佐藤さんからの講義を終え、早速ワークショップに移ります。前回2年前に行ったプレックスプログラムのように、良い作品が出ることを期待したいところです。受講生の皆さんも、「自分の出した企画を実現させたい!」と気合十分のようです。ワークショップの冒頭で、佐藤さんから少しアドバイスをいただきました。「考えるコツとしては、『中身』『ネーミング』『パッケージ』、これらどれか一つがめちゃくちゃ面白ければ、他の二つは自然と組み立てられます。なので、自分の得意なものから考えるといいと思います。」考える順番や方向性は自由、頭を柔らかくして考えることの大事さを話します。

ワークショップ2

今回のお題として挙げられたのは、沖縄県南城市にできるプリン専門店です。そこで打ち出す、大ヒットする商品アイデアを考えてもらいます。事前にこの課題は受講生に伝えてあり、アイデアを用意してこのプレックスプログラムに臨んでいます。ただ、佐藤さんの講義を聞く前に考えた商品企画を、実際に講義を聞いた後で見直すと「手直ししたい!」と思わず口にする学生さんもいました。各グループに分かれて、自分が持ってきた企画を発表し、より良い企画にするために積極的に議論が行われていました。大きく振り切った案でも、面白ければ採用されるかもしれません。「まあ、ここで発表しても誰も怒らないので・・・笑」と佐藤さん。果たして、どんなアイデアが発表されるのでしょうか。

ワークショップ3

早速発表が始まりました!みなさん、プリンと何を掛け合わせるかに色々と試行錯誤をしたようです。プリンと南城市の名産を掛け合わせたり、プリンとマヨネーズの合わせ技を行ったり、恋愛ネタに絡めてみたり、中には「プリン祭り」と称し、スペインのトマト祭り「トマティーナ」のようなプリンを投げ合うイベントを考えた人まで・・・。様々な案が発表される中、佐藤さんは発表に対しそれぞれ「もっとこうしたら良くなる」というアドバイスをしてくださいます。出た企画案の面白さもさることながら、それに対する佐藤さんのコメント(ツッコミ?)もあり、会場は笑いが絶えません。

総評

受講生からの発表が終わり、最後に佐藤さんから講評をいただきました。「今回も発表を聞いていて、すごく楽しかったです。発表のそれぞれをブラッシュアップすれば、すごい良い企画になるんじゃないかなと思います。」また、受講生が多く集まったこの会場での、雰囲気や受講生の様子などを見て、佐藤さんはこんな思いを抱いたそうです。「ここにいるみなさんって、きっとみんな面白い人たちが集まっていると思います。大学や会社で出会う人とは違う、それぞれのバックグラウンドは違うけど、同じことを勉強している人たちで、今後の人生に活きてくる出会いだと思います。逆に僕がちょっと羨ましくなるくらいです。ここでの出会いを大事にしてほしいですね。」佐藤さん、是非またお越しください!ありがとうございました!

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