STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

空間デザイナー
クガ プリシラ 多美以Priscilla Tammy Kuga

PROFILE
25歳 COMMUNICATION DESIGN STUDIO 空間コンテンポラリーデザイン専攻

課題は懸命に、プレゼンは全力で、誰にも負けないよう臨みました。

大学では、ポルトガル語と英語を専攻。就活を経て、人材会社に就職できそうでしたが、コロナ禍で流れてしまったんです。やりたいことが何かわからなくなっていた矢先、母から「こんな学校があるよ」と教えてもらいました。母はガーデニング会社を営んでいて、そうした知見がありました。ものづくりが好きなのも、母の影響が大きいかもしれません。

空間デザインを学んでみて感じたのは、ただ作りたいものを作ればいい、とは限らないこと。事前からしっかり調べ、考え、さらに法律や建物のルール、設備の知識なども踏まえて生まれるのがデザインなんだ、と衝撃を受けました。さらにプレゼンテーションの機会も頻繁にあって、伝えるスキルも磨けたことが大きな力になりました。先生やクラスメイトから発せられる、鋭い指摘も良かった。自分は本当に負けず嫌いで、建築大学出身のクラスメイトにさえ「負けない!」という気持ちでいましたね。課題は懸命に、プレゼンは全力で。休日は、友人たちとデザインフェスなどに行ったりする日々でした。

修了後は、ポートフォリオづくりに5カ月くらいかけました。先生に見せて、文字のサイズなど細かい部分のアドバイスをもらいながらブラッシュアップを重ねました。その結果、第一希望だった乃村工藝社で働いています。同社の実績の中で一番感銘を受けた作品を手掛けたのが、ちょうど面接してくれた先輩だったのは運が良かったかもしれません。駅や商業施設、古民家のリノベーションなど多彩な案件に携わらせてもらっています。いつか、母の会社で空間デザインに携わったり、自分の住む家のデザインにも挑戦してみたい。動画で空間デザインのノウハウを発信することもやってみたいかな。

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