プレックスプログラム レポート

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「クライアントとの新しいカ・タ・チ~増幅伝導するデザインとは?」

2014年4月26日(土)

「エッグセレント」
 オーナー
商空間デザイナー
Nyts&Company代表
神宮司 希望 氏×平川 ナオミ 氏
Nozomi JingujiNaomi Hirakawa

<PROFILE>

【神宮司希望氏 プロフィール】 「エッグセレント」オーナー、フードアナリスト、ジュニア野菜ソムリエの資格保持。客室乗務員時代に、世界各地の「朝食文化」に触れ、朝食の知的作業能力への影響や健康への効果とともに、朝の時間帯の過ごし方が、個人の豊かな生活へ繋がることを認識。日本国内での豊かな「朝文化の創出」を目指し、慌ただしい朝のひとときの過ごし方、一日の始まりに身体に入れる食事である「朝食」にこだわり、豊かさや幸せを実感し、一日に活力を与えられる食事、空間を創出する事業を企画。2013年3月株式会社eggcellent設立、取締役COOに就任。同年11月5日(イイタマゴの日)に六本木ヒルズ内に一号店「eggcellent」をオープン。現在に至る。


【平川ナオミ氏 プロフィール】
商空間デザイナー/Nyts&Company代表。国内外業種を問わず多彩な商空間のデザイン&コンサルティングを行う商空間デザイナー。
【主なWORKS】
・Auntie Anne's ・Krispy Kreme DOUGHNUTS ・COLD STONE CREAMERY ・BECK’S COFFE SHOP ・Drip Mania ・TULLY'S COFFEE ・Segafredo Zanetti ・McDonald's 他多数

神宮司 希望 氏×平川 ナオミ 氏

第1部:トークショー「クライアントとの新しいカ・タ・チ」

講義1

本日のプレックスプログラムは商空間デザイナーであり、東京デザインプレックス研究所の学長も務めている平川ナオミさんと六本木ヒルズの大人気ショップ「eggcellent(エッグセレント)」のオーナー神宮司希望さんをゲストに迎えて行っていきます。まずは国際線CAであった神宮司さんが飲食店を行うきっかけをお話いただきました。「食べるのが大好きで、世界各国の朝食を食べるのが何よりも楽しみでした。この楽しみを日本の皆さんにも知ってもらいたい。そんな想いで起業をしました。」そして朝食の定番である“卵”をメインにしたお店を出したいと思ったそうです。

講義2

続いて、商空間デザイナーである平川さんとタッグを組んだエピソードをお話いただきます。「邂逅と葛藤」とタイトルに付けられたように、最初はお互いにかみ合わない日々が続いたそうです。それは初めて店舗オーナーになるクライアントの神宮司さんと数多くの店舗デザインを手掛けてきたデザイナー平川さんとの経験値の差が来るものでした。「今は笑ってお互い話せますが、当時は本当にお互い苦労しました」と笑いを交えながら、苦いエピソードをお話しいただきました。

講義3

そんなお二人がどのようにして今に至ったのか?「融合と相互理解」と題して説明頂きました。ある時「私の何処が至らないのか?はっきり言って欲しい」と神宮司さんから言われた平川さんは、店舗を成功するにあたって神宮司さんに未だ足りないと思っていることを思い切って説明します。 ここからが神宮司さんのすごいところ。平川さんから言われたことを直ぐに実行し始めます。その中にはオペレーションを学ぶためにコーヒーショップなどでアルバイトすることもしたそうです。

講義4

最後は「模索と実現」。モノを言うデザイナーとこだわりを実現するために妥協しないクライアントの二人三脚の模索は、その後いくつもの紆余曲折を経て、オープンに至ることになります。神宮司さん曰く「今でもピンチの時には、もっともコンセプトを理解してくれるデザイナーさんにいの一番に相談します。そんな関係に成れたことは本当に良かったと今では思います。でも当時は辛かった。」と笑顔でお話しいただきました。平川さんからは「デザイナーとして意匠を提案するだけでなく、オーナー様が更に成功し続ける為に提案し続けることを恐れずにやりきって欲しい」と力強いメッセージを頂き前半は終了です。

第2部:ワークショップ「大好きなモノやコトを更にクリエイトできる手法やデザインは何か?」

ワークショップ1

本日のワークショップは事前に課題が出されていました。「受講生の皆さんが大好きなモノやコトを更にクリエイトできる手法やデザインは何か?」を考えてくるという課題です。受講生の皆さんから、どのようなアイデアが出るか、とっても楽しみです。まずは6人一組になって、各自が持ち寄ってきたアイデアを発表していきます。その中でもっとも良い!と思ったものを代表として、または意見をミックスした形式で発表していきます。「初めまして~」の挨拶が終わったチームからデュスカッションがスタートです。

ワークショップ2

ディスカッションの時間は約30分。短いが故に濃厚な話し合いが行われている様子です。平川学長と神宮司さんも小まめに各チームを周り、アドバイスを与えていきます。あっという間に時間になり、各チームの発表となります。いくつかをピックアップして紹介していきます。「ラーメンの行列をお店とお客にとって有益な時間にする」アイデアです。行列のパーテーションに素材のこだわりや調理手法をデザインしていくアイデアです。ラーメンが好き過ぎて、待つ間も考えていたいそうです。

ワークショップ3

内装が素敵なカフェをもっと皆に知ってもらいたい!ので、「内装に関わる全て(照明や雑貨はもちろん、ビスや窓枠も)を購入できるカフェをデザインする」アイデアです。お店に関するこだわりが本当に強いのが伝わってきます。 一人カラオケをもっと楽しみたい!ので「全世界の一人カラオケをネットで繋ぎ、アイドルグループ等の一人になって、一緒に歌う」アイデア。これには平川学長も大絶賛。会場は予定時間を大きくオーバーするほどの盛りあがりです。

総評

最後にお二人から一言。まずは神宮司さん「好きなことを語る皆さんをみて、改めて好きなことをやり続けることの大切さ。好きなことだからこそ、多くの人も巻き込める事を実感させてもらいました。」 平川学長から「面白い斬新なアイデア満載でとても面白かったです。でもそれ以上に良いと思ったのは実現可能な小さなアイデアがたくさんあったことです。皆さんには誰も想像していないアイデアよりも、ちょっと良くなるちょっと誰かが喜ぶ、そんなデザインを多く積み上げて行って欲しいと思ってます」。平川学長、神宮司さん 本日はありがとうございました。

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