プレックスプログラム レポート

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「デザイナーにとってのコミュニケーション」

2012年5月19日(土)

アートディレクター/
Dynamite Brothers Syndicate代表取締役

野口 孝仁 氏

Takahito Noguchi

<PROFILE>

アートディレクター。マガジンハウスにて「ポパイ」のデザインを担当。その後、有限会社Cap(キャップ)に4年間在籍。99年、ダイナマイト・ブラザーズ・シンジケートを設立。「GQ JAPAN」「リビングデザイン」などを手がける。現在は「東京カレンダー」「FRaU」「美術手帖」など多数の雑誌デザインを中心に、ファッションブランドの広告やブランディング、スマートフォン/iPad用アプリ・電子書籍やウェブサイトのデザイン・制作を手がける。2006年One Showメリットアワードを受賞。2009年NHK「トップランナー」に出演。

野口 孝仁 氏

第1部:トークショー「デザイナーにとってのコミュニケーションとは?」

講義1

まずは野口さんのプロフィール紹介から。

学生時代の挫折話から、マガジンハウス「ポパイ」から始まったデザイナー人生まで、楽しいエピソードを交えながら話していただきました。

そして有名なデザイン事務所「Cap(キャップ)」に入社後、型破りな行動で自らお仕事の幅を切り開いていったお話しには、メモを取る受講生が多くいました。受講生の皆さんも、自ら開拓して行って欲しいですね。

講義2

続いて、ご自身の会社「ダイナマイト・ブラザーズ・シンジケート」を立ち上げてからのお話し。その後は質問タイム。
「エディトリアルデザインの観点から、出版業界はどうなると思いますか?」
「デザイナーはデザインを追求していくべきか? 経済的効果を追求していくべきか?」
等、かなり鋭い質問が飛び交いました。

講義3

後半のワークショップに入る前に、野口さんから本日のお題「アナログで作る名刺」について、レクチャーがあります。実際のサンプルを見せながら、

①クリエイティブな印象を与えたい名刺
②ビジネスっぽい名刺
③とにかく個性重視

今回のテーマ「コミュニケーション」に添って、具体的なレクチャーが行われました。

第2部:アナログ名刺を作って、コミュニケーション

クリエイティブワークショップ1

ワークショップ開始です。

先ずはテーマを決めていきます。「仕事用」「プライベート用」「何を一番伝えたい?」等々を考えていきます。製作時間は30分。最終的には投票もあるので、手を抜けません。

テーマが決まったら次は素材選定。紙の大きさ・厚さ・色・形・素材を考慮しながら選定していきます。あらかじめ写真を用意してきたり、オリジナルの素材を用意してくるなど、気合の入りようがわかります。

クリエイティブワークショップ2

名刺ができたら、全員一斉に名刺交換タイム。
15分間で多くの方と名刺交換を行います。その際に「テーマ・こだわり」を同時に説明し、コミュニケーションを図っていきます。
ほとんどの受講生が、会社から支給された名刺しか使用したことが無く、大学生の受講生においては名刺自体が初めてだったので、とても嬉しそうでした。野口さんにも積極的に自分の作った名刺を見せに行きます。プロのデザイナーに見ていただくのは勇気のいることですが、皆、我先に名刺交換に向かいます。野口さんも「短い時間で作ったとは思えない!」と一人一人の作品を興味深く、時には真剣にアドバイスを行っていただきました。ありがとうございます。

ワークショップ発表

名刺交換の後は名刺を壁に張っての「投票」を行い、ベスト3を決めます。とても個性的な作品がありましたが、ベスト3はその中でも秀逸で、空間デザインや出版やインテリアを学んでいる受講生もいて、当校らしい結果でした。1位の受講生はグラフィックを学んでおり、面目躍如です。選ばれた皆さんはおめでとうございました!

今回は野口さんのトーク・講義から「アナログ名刺の作成」→「名刺交換会」→「投票」と非常に盛り沢山なプレックスプログラムでした。
「デザイナーにとってのコミュニケーション」の一端に触れられるプログラムだったのではないでしょうか。 

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