STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

空間デザイナー
駒田 汐美Shiomi Komada

PROFILE
25歳 COMMUNICATION DESIGN STUDIO 空間コンテンポラリーデザイン専攻

「こうしたい」だけでなく、客観的なデザインが大切ですね。

前職は、外壁やお庭などを含む建物の外観を手掛けるエクステリアプランナーでした。その案件のほとんどが個人のお宅です。それもそれでやりがいはありましたが、個人の意向で決まるのではなく、不特定多数の人が集まる店舗のデザインがやってみたいという想いがだんだん募っていきました。空間デザインは、そこに集う人々をすっぽりと包み込みますよね。さらに空間をつくっていくことは、カタチを設計するだけでなく家具や照明、壁のグラフィックなど、色々なデザインに携われます。それがとても魅力的に感じて、改めて空間デザインを学ぶことに決めました。この学校は講師がみんな現役のプロ。CADのカリキュラムも充実していて、受講期間も短すぎず、長すぎず。それが入学の決め手になりました。授業は難しくて辛かったけど、全く知らなかった知識が身につく実感がありました。容量計算や配線などは、デザイナーってこんなこともやるんだ、と感じましたね。頭がパンクしそうになりながらも楽しい毎日でした。在学中は授業を受けるだけでなく、あちこちの商業施設を見に行ったり、いろんなブランドのリサーチをして過ごしました。課題以外の作品も作りましたよ。例えば「バリに旅行に行きたいな」と思ったら、自分でホテルのパースを描いてみたり。そのホテルにこんなレストランがあったらいいなとか、妄想を膨らませて作品にしていましたね。無職で贅沢ができない、旅行ができなくても楽しく感じるひとときでした。同時に心掛けたのが、自分の「こうしたい」だけでなく、お客さんを誘導する計画も含めてコンセプトを固め、常に客観的にデザインすること。独りよがりにならないことが大切ですね。今は空間デザイン会社に勤務しています。就活では、ポートフォリオ制作に力を入れました。「手書きでパースを描いたり、設備についてわかるところがいいね」と言われて嬉しかったことを覚えています。これからたくさん経験を積み、いずれは独立して「駒田さんに頼みたい」と言われる存在になりたいですね。

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