STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

ディレクター
山路 萌Moe Yamaji

PROFILE
29歳 COMMUNICATION DESIGN STUDIO 空間コンテンポラリーデザイン専攻

自分の時間を仕事に捧げることが、今は心地よく感じられるのです。

「私だったら、家族がいる前でそんなことしないな」。祖父が入院した際、看護師さんの取った行動に違和感を覚えたことが看護の道へ入ったきっかけです。実際に、看護師として4年間過ごして感じたのは、とてもやりがいはあるけれど、私自身が生きづらさを感じている、ということ。自分が理想として掲げる医療の現場は、こうじゃない。でも院内にいながらにして改革するのは、今の私には無理。医療とは違うところからアプローチできたら…と夜な夜な考えて、辿り着いたのがデザインでした。

この学校では、ずっと現場に近い感覚で学べたことが良かったです。特に頑張ったのは、CADをマスターすること。私自身、デザインセンスがあるとは思っていないし、絵が上手くもない。だったら技術を徹底的に身につけよう、それならできるはず、という考えからです。パソコンは電子カルテでしか使ったことがありませんでしたが、授業では一番前の席に陣取って、授業の後も先生に質問を浴びせて…と、かじりつくように取り組みましたね。それに応えてくれた先生には頭が上がらないです。在学中のプレックスプログラムは全て参加、修了後はフューチャーデザインラボにも参加。ここまで頑張れたのは、医療の現場を離れる際に、転職を受け入れてくれた上司に応えたい気持ちもあったかもしれません。看護師を辞めることは私にとって大きな決断でした。でも一度決めたのだから吹っ切れよう、腹をくくって泥臭くやり遂げようと決心したんです。

就活を経て、ストラテジデザインに取り組む『upsetters architects』に就職できました。今はいい意味で、仕事と私生活の垣根がない状況。自分の時間を仕事に捧げるのが心地いいのです。様々なプロジェクトでディレクション業務を任せてもらい、企業のブランディングから地方のまちづくりまで、あらゆる業務工程に関わっています。主宰の岡部修三さんをはじめ、身近に「この人のようになりたい!」と思える先輩方がいる職場。やればやるほど独りではできない仕事だなと理解しつつ、自らもっとパワーアップしていきたいですね。

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