プレックスプログラム レポート

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「デザイナーの枠を越えて」

2014年12月25日(木)

アートディレクター

千原 徹也 氏

Tetsuya Chihara

<PROFILE>

デザインオフィス「株式会社れもんらいふ」代表。
広告、装丁、ファッションブランディング、WEBなど、デザインするジャンルは様々。主なアートディレクションに、スターバックスイベント、APIA広告、森美術館「六本木クロッシング2013、PARCOシブカル祭2013、絢香CDジャケット、ZUCCa 25周年キャンペーン、ラフォーレクリスマス2012、舞台「遠い夏のゴッホ」、舞台「100万回生きたねこ」、レスリーキー写真集、菊地凛子web、TAOweb、Zoff SMART、きゃりーぱみゅぱみゅ振り袖、秋元梢本など。
またメイクアップアーティスト濱田マサルによるコスメブランドの商品プロダクトデザインや、洋服ブランドZUCCaとのコラボレーション「ZUCCaLEMONLIFECO.」のデザイナー、さらには、自社のグッズPOPUP SHOP「れもんらいふしょっぷ」のプロデュース、ラジオパーソナリティなど活動の幅を広げている。

千原 徹也 氏

第1部:トークショー「デザイナーの枠を越えて」

講義1

本日は、れもんらいふ代表でアートディレクターの千原徹也さんにお越し頂き、プレックスプログラム行っていきます。千原さんは今回で三回目のご登壇となります。12月25日はクリスマスにもかかわらず沢山の受講生が集まりました。まず千原さんのこれまでのヒストリーに関してお話しいただきます。京都でデザインの仕事(マクドナルドのクーポンの裏側)をしていた時に佐藤可士和さんの講演を聞き、デザインは考え方一つでどうにでもなると衝撃を受け、勢いのまま上京した千原さん、しかし現実は甘くなく苦しい時代が数年続きました。

講義2

「一つのロゴのデザイン案を3日間徹夜して1000個作るようなことが年中あるんです」と今でこそ楽しそうに語られますが、当時を思い出すとぞっとするような過酷なことばかりだったそうです。しかし千原さんはこう言います。「逃げずにデザインを行い続けたから今があると思いますし、クリエイティブの世界に飛び込むとどんな形式であれ、必ず洗礼のように通過するんです。でも後になって勉強になったと思いますから、逃げないでくださいね」 そんな千原さんの転機は独立する前に勤めていた会社がメインで行っていたファッショングラフィックでした。

講義3

「新しいものが好きで、それを直接反映させられるから僕には向いてたんです。」マス広告が求める普遍性よりも、時代をダイレクトに反映させるファッショングラフィックに携わることで、千原ワールドが一気に開花したそうです。ヒストリーが終わりかけた頃、千原さんが金髪にした時の話をして欲しいとリクエストが・・・「この金髪は今から5.6年前、大きな商談時のプレゼンテーションを行う前日に行いました。先方に舐められてはいけないと思い、思い切って・・・金髪になってスーパーサイヤ人になったつもりでプレゼンしたら、全く先方の反応も変わりそれ以来ずっと金髪です!」この話はとっても印象的でしたと多くの受講生が述べてました。

講義4

美大や専門学校を出たわけでもなく、28歳で東京に上京してきた遅咲きの千原さんのストーリーにわが身を照らし合わせる受講生も多く、会場は白熱していましたが、ここで千原さんの作品の解説です。千原さんの名前が一気に広まったキャリーぱみゅぱみゅさんの振袖デザインやファッション誌「装苑」の表紙、アーティスト綾香さんのCDや木村カエラさんの写真集等のアートディレクション等々、いずれも見たことのある作品の数々にどことなく教室も華やかになります。

講義5

前半の最後は「グラフィック以外」のお仕事の紹介です。「僕はデザイナーはもっと面白いことができると思っているんです。一つに特化していくにはデザインはもったいないとも思います。だから、紙のデザイン以外の仕事、イベントの企画やラジオ番組、しいては映画出演なんていうことも枠にとらわれずにドンドンやっていくべきと思ってます。れもんらいふは何を頼んでも大丈夫!みたいな会社にしたいですね。」 とっても盛り上がった前半がここで終了です。

第2部:ワークショップ「ラーメンのどんぶりのデザイン」

ワークショップ1

本日のワークショップはクリスマス当日ですが、全く関係なく「ラーメンのどんぶりのデザイン」です。 これは千原さんが現在受けている案件で、関西の有名ラーメン屋さんが東京に出店させる際の記念どんぶりをデザインするワークショップになります。締切が近いので、是非受講生のアイデアも聞いてみたい!という事で行う事となりました。 千原さんからは「いいのがあったら、アイデアもらってもいいですか?」と期待を込められた解説を頂き、早速制作スタートです。

ワークショップ2

時間は約30分、皆、集中してデザインに向かっていきます。千原さんの講義を聴いた後だけに、気合の入り方が違います。あっという間に時間が経過し、各自自分の作品を教室の壁に張っていきます。千原さんが気になった作品を順々に受講生へ作品の意図等を聞き、講評していきます。一通り千原さんからの講評が終了し、面白い!と思った作品を約60作品の中から3つ選んでもらいました。選ばれた受講生はとても嬉しそうです。

ワークショップ3

最後に千原さんからメッセージ「これからデザインの世界に来るなら、有名になるためにはどうしたらいいか?を考えてくるのが良いと思います。作品も人が作るモノなので、作品を広めることは自分を広めることと同じです。少し変わったアドバイスかと思いますが、その道を頑張りたいと思ったら、名前を世に出したいと強く想うことは当然だし、そうあって欲しいと思います。そのためにも自分の中でデザイン以外で人より抜きんでる可能性のある要素は何か?を深く考えてみることが必要だと思います。。是非、今からでも大丈夫!頑張ってください」
千原さんありがとうございました!勇気づけられます!

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