STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

プロデューサー
宇野 景太Keita Uno

PROFILE
30歳 DIGITAL ART STUDIO グラフィックデザイン専攻

和の総合芸術「茶の湯」で日本の伝統文化をアップデートする。

ファッションやアートが好きで、大学では経営を専攻しつつ、専門学校でファッションビジネスを学んでいました。就職先は、アパレルのベンチャー企業。自らのブランドを発表できる新入社員コンペがあり、「どうせなら資料をカッコよく仕上げたい!」という気持ちがあったのと、「デジタルでデザインできれば食いっぱぐれない」と思ったことが、この学校でグラフィックとWebデザインを学んだ理由です。 実際に学びを通じて自分の手でデザインすることの限界を感じる一方で、プロデュース領域に興味を持ちました。この学校でクリエイティブ活動を主導するプロの方々に出会えたことも大きかったです。特にプレックスプログラムでプロジェクトプロデューサーの横石崇さんに出会えたことが1つの分岐点でした。横石さんのプロデュース力に惹かれ、弟子入りしたような感覚です。新規事業やイベント運営、出版、コンテンツ制作など、多彩な仕事をする中でディレクターやプロデューサーとしてのスキルをブートキャンプのように指導していただきました。もちろん、仕事の中でデザインスキルは役に立っていると実感しています。現在、株式会社無茶苦茶という会社の代表として、茶人をはじめとする茶の湯にまつわるアーティストのプロデュースとマネジメントをしています。そもそものきっかけは華道家の萩原亮大さんの活動をサポートしていく中で、華道、そして茶の湯の魅力にのめり込んでいったことがきっかけです。例えば弊社に参画している「The TEA-ROOM」は茶の湯のありうる形を探求するアート集団です。良い伝統を継承しつつ、現代にアップデートしていく... 例えば、最新のメディアアートや他分野のアーティストとコラボレーションした茶会を開催しています。無茶苦茶としてはコロナ禍において活動の場が制限されたアーティストのサポートをするとともに、和の総合芸術である「茶の湯」を通して日本の伝統文化をアップデートする機会をプロデュースしていきます。これからは、もっと世界に向けて発信したい。“Respect and Go Beyond”というミッションの元、茶の湯の精神性や価値観をたくさんの方に伝えていきたいです。

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