PLEX PROGRAM REPORT

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「自分だけの仕事を作る」

2018年4月11日(水)

&Co代表取締役/Tokyo Work Design Week オーガナイザー

横石 崇 氏

Takashi Yokoishi

<PROFILE>

1978年生まれ。多摩美術大学卒。日本初のクリエイティブエージェンシー「TUGBOAT」グループにおいて役員を歴任。2016年に&Co.,Ltd設立。ブランド開発や事業コンサルティング、タレントプロデュースをはじめ、テレビ局・新聞社・雑誌社と様々なメディアサービスを手がける。「WIRED日本版」コントリビューター、「六本木未来大学」アフタークラス講師、東京都アートプログラムの評価委員を務めるなど、年間100以上の講演やワークショップを実施。編著書に「これからの僕らの働き方」(早川書房)。のべ2万人が参加する働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」オーガナイザー。

横石 崇 氏

第1部:講義「自分だけの仕事を作る」

講義1

今回のプレックスプログラムは三回目のご登壇となる&Co代表の横石崇さんをお迎えしてお送りします。横石さんは、働き方のスペシャリストとして、企業をはじめ、様々な方面でご活躍されています。また、Tokyo Work Design Weekの主催もされており、当校にも深い関わりがある方です。そんな横石さんから、今回は「自分だけの仕事をつくる」をテーマにお話ししていただきます。「働き方改革」という政策が打ち出されているほど、働き方に注目が集まっている現在、横石さんのお話しは大変貴重なものとなります。それでは本日のプレックスプログラムのスタートです!

講義2 & ワークショップ1

横石さんの自己紹介の前に、まずは事前にやってきてもらった課題の偏愛マップを周りで共有してもらいました。隣同士に座っている受講生達はほとんどが初対面なのですが、一気に打ち解けた様子でした。会場が温まってきたところで横石さんの自己紹介に移ります。幼い頃からアートやデザインが好きだった横石さんですが、絵が描けなかったというコンプレックスを持っていたため、キュレーターを目指し美大に入ります。そして社会人や世界を放浪するなど様々な経験を積み、その後独立した横石さんは、2016年、コミュニティを軸にしたマーケティング戦略、企業の組織開発や人材育成などを手がける「& Co.」を立ち上げます。また前述にも記載の通り、Tokyo Work Design Weekも横石さんが手がけられています。

講義3

続いてのお話は仕事についてです。そもそも仕事とは何なのか。横石さん曰く、仕事の種類として3つに分けられ、1.A→A±(増減)・・・内容を向上させたり、低下させる仕事。2.A→B(変形・変質)・・・外観を変えたり、改造、融合したりして価値を変える仕事。3.0→1(創出)・・・発明や新規事業を行う仕事。どれもなくてはならない仕事ですが、この3種類全てに共通する矢印(→)が大事だと横石さんは言います。「仕事にはビフォーアフターがあります。だからこそ自分が関わったことによってビフォーアフターが生まれるようにしないといけません。」とても参考になるお話しですね。

講義4

続いての話題は、ではどうやったら一流のクリエイターになれるのか。横石さんは100万人に1人になること、つまりは希少性のある人になれるかということが成功の一つの秘訣だと言います。では希少性をどうやって生み出していくのか。まず一つ目として、1万時間の法則をやってみる。天才と呼ばれる人に共通して、これまで打ち込んできた時間がおよそ1万時間だと言われています。だから1日8時間としておよそ2〜3年その物事に取り組む事。それがとても大切だといいます。ことわざで「石の上にも3年」という言葉がありますが、あながち間違いでもないみたいですね。つまり希少性のある人になるにはそれほどの覚悟や努力が必要だという事になります。

講義5

続いて、H型人材になること。(H型人材とは強い専門分野が一つあり、ほかの人の専門分野と繋がる横棒を持つことで他の人と繋がれる人材のこと)しかし今の時代、一つだけでは武器になりづらいと言う横石さん。「3分野もつこと。それを目標にしてください。世間で一流と呼ばれているデザイナーやクリエイターの方はみなさん少なくとも3つのラベリングを持っています。業界の中でどう希少性を生み出していくか、そのためにはいろんな武器を持つことが重要です。そしてその3つを極めた時、そのクリエイターは一流になると僕は思います。」

ワークショップ2

偏愛マップに続いて、2つ目のワークショップの時間です。事前に用意された、様々な企業のロゴが集められたシールを自身の名前を書いた用紙の8つのマス目状に貼っていきます。深くは考えず、直感で自分ぽいものとそうでないものを分けていくのですが、周りの人と見比べてみると、趣味に関わるロゴを多く貼る人もいれば、ロゴの雰囲気は似てるものを多く貼る人、同じような色で固める人など自分のアイデンティティーなど言葉にしにくい部分を浮き彫りにできると横石さんは言います。「相手を知ると同時に自分自身のことも改めて考えることができるワークショップなので、みなさんも是非ともやってみてください!」

ワークショップ3

そして3つ目のワークショップは「ハッシュタグで自分を表現してみよう」。横石さんのお話にもあったように、働き方が多様化し、仕事も多様化していくと、一つの肩書きだけだとその人の本来の仕事の姿がつかみづらくなってしまいます。だからこそ、自分が何に精通しているのかハッシュタグで表現し、可視化してもらいます。横石さん曰く、この作業はとても大切で、クリエイターに限らずこれからの時代に必要なことだと言います。受講生達にも自分の武器を可視化し、発表してもらいました。今回、いつもと異なり、3つのワークショップを皆さんにやってもらいましたが、どれも改めて自分が何が好きだったり何に詳しいのかなど、普段あまり意識して考えない事を再確認できたようで、是非今後の活動に生かしてもらいたいです。

総評

そのほかキャリア相談も行っていただいたりと、まさに「働き方のスペシャリスト」な横石さん。最後に総評をいただきました。「やっぱりデザイナーの想いってピュアなんですよね。だからできる限り力になりたいし、何かしらの圧力に押しつぶされてほしくない。クリエイターの解放のつもりで僕はやっています。働き方もそうで、枠がなかったからデザイナーになれなかった人ってたくさんいると思うし、諦めた人でもみんなクリエイティブの力を持っていると思うので、みなさんのそういう部分を最大限に活かせられるような世界や仕組みをこれからも作っていきたいと思います。」横石さん、本日はありがとうございました!

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