STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

UXリサーチャー/人類学者
レイア・アトキンソンLeia Atkinson

PROFILE
26歳 DIGITAL ART STUDIO クリエイティブデザイン専攻

ソーシャルデザインはまさに私が目指す理想です。

私はカナダ出身で、オタワ大学の大学院で人類学・社会学を専攻し、研究活動をしていました。研究の中で様々な国や地域の文化に触れ、特に日本の文化にはとても興味があって、大学院に入ってから日本語を学び始めました。カナダと日本の外交プログラムで、東京の高校で英語教師をすることになり、来日。実は、もともとデザインやアートも好きで、進学の際に迷ったほどです。東京でデザインを学ぶのは文化を知ることにもなるし、就職するためのスキルにもなると思いこの学校に通うことにしました。この学校ではソーシャルデザインという概念を知り、その取り組みを行っているクリエイターたちの話を聞けたことがよかったです。それは、まさに社会学とデザインを学ぶ私が目指す理想。学者として見えてくる問題点を、デザインの力で解決できるかもしれない、と気づきました。また、日本ならではのデザインの“余白”や“引き算の美学”に触れる機会もあり、自分のライフスタイルのコンセプト“スローライフ”とマッチしていて惹きつけられました。大変だったこともたくさんあります。広告制作の課題でキャッチコピーを考える際、私の場合は、日本人の感覚を意識することから始めなくてはならない点が難しかったですね。作品や企画をプレゼンテーションする場面も、とても緊張しました。自分の日本語で、ちゃんと考えが伝わっているかいつも心配でした。でも、発表したことに対して、他の受講生が意見を言ってくれたり、新しい情報を教えてくれたりすることも多くて、嬉しかったですね。現在はカナダに帰国し、世界中の中小ビジネスをEコマースのツールを使って支援する会社でUXリサーチャーとして働いています。この学校で学んだデザインのノウハウを活かして、プロモーションの提案や商品企画をしたいです。また、日本の質の良い民藝品を買い付けてカナダで販売したいと思っています。いつか自分のお店をつくり、スローライフの提案をしていけるといいですね。

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