PLEX PROGRAM REPORT

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  • コミュニケーションデザイン

「#シミュラクラ川柳~すぐそこにいる顔=シミュラクラ現象を探せ!~」

2017年11月18日(土)

グラフィックデザイナー

トール 至美 氏

Yoshimi Towle

<PROFILE>

グラフィックデザイナー。1990年多摩美術大学グラフィック・デザイン専攻卒。1993年独立。以降、ソニー・コンピュータ・エンタテイメント、パラマウント・ジャパン、EDOYAレコード、アンリミテッド・レコード、EMIジャパン、他出版社との直取引により多数の映画DVD・音楽CDジャケット、広告制作を行う。また食品業界とも関わりが深く店舗CIやレシピ・ブック、料理誌への出稿多数。

トール 至美 氏

「#シミュラクラ川柳~すぐそこにいる顔=シミュラクラ現象を探せ!」

講義1

今回のプレックスプログラムはグラフィックデザイナーのトール至美さんをお迎えして行っていきます。当校の講師としてもご活躍されていて、その人気は絶大。会場にはそんなトール先生の授業をもう一度受けたい!という修了生たちをはじめ、数多くの生徒が集まりました。そして今回のプレックスプログラムですが、いつもと形式が異なり、ワークショップをメインで行っていきます。トール先生と一緒に、楽しみながらデザインにふれあっていきましょう!それではプレックスプログラムのスタートです。

ワークショップ1

今回のワークショップのタイトルは、ずばり「#シミュラクラ川柳~すぐそこにいる顔=シミュラクラ現象を探せ!~」です。学校を出てシミュラクラ現象(人間の目には3つの点が集まった図形を見ると、人の顔に見えてしまう現象のこと。)を撮影し、その写真に絡めた言葉を川柳で表現していきます。そして写真をトリミングやフィルタなどで加工し、最終的にインスタグラムにアップします。とても面白そうな内容に生徒たちもワクワクしている様子でした。いったいどんな作品が生まれるのでしょうか。

ワークショップ2

まずは外へ出て、渋谷の街を散策しながらシミュラクラ現象を撮影します。普段何気なく通り過ぎていた所も、よく見ると新しい発見が生まれてきます。はじめはワイワイおしゃべりしながら撮っていた生徒たちもだんだんと真剣な眼差しで被写体を探しては写真におさめます。あいにく天候はすぐれなかったものの、生徒みんな、楽しみながら街の隠れた表情をうまく切り取っていきます。実際に自分の足で歩き、写真を撮ることによって、いつもとは違った視点で渋谷という街を見ることができたのではないでしょうか。

ワークショップ3

続いて学校へ戻り、撮ってきた写真に川柳を組み合わせていきます。川柳とは五・七・五で表現される詩の一つ。俳句とは違い、季語の制限がなく、字余りや口調語もOKです。日々の生活の中で、みんなが感じている何気ない思いや考えを写真に絡めて表現します。そして写真を上手く加工し、一つの作品として完成させていき、出来た作品を今度はインスタグラムでシェアします。#(ハッシュタグ)でシミュラクラ川柳と表記し、各自作品を投稿していきます。生徒みんな童心に返ったように楽しく作業に取り組んでいるようすでした。

ワークショップ4

インスタグラムに投稿された作品を鑑賞し、なぜその被写体を選んだか、どうして川柳にその言葉を選んだかなど、みんなで意見交換を行います。普段の授業と違い、周りはこの日初めて会った人も少なくなく、最初こそ戸惑っている様子でしたが次第に打ち解け、楽しくコミュニケーションを取っているようでした。違う専攻やクラスの人たちと交流を持つことができるのもプレックスプログラムの醍醐味の一つです。そして、各自良いと思った作品に票を投じ、最優秀作品を選出します。どれも上手くシミュラクラ現象をばっちり撮影し、面白い作品ばかりでトール先生も驚いていました。さぁ投票が終わり、いよいよ発表です!

ワークショップ5

数ある作品の中から見事1位に輝いたのは「ピノキオが 鼻を怪我して 青ざめる」という作品。ビルの柱部分に青く塗装されてあった風景をユニークに表現しています。写真だけでも十分面白いのですが、言葉がさらに写真の面白さを伝える手助けをしており、多くの票を集めました。トール先生も写真と川柳がすごくマッチしていてとても面白いです!と高評価。なんと先生から素敵なプレゼントが贈呈されました。おめでとうございます!!

ワークショップ6

ほかにも最優秀賞は逃したものの、漢字を顔に見立てた作品や偶然出来上がったシミュラクラ現象を上手く切り取ったものなど、面白いアイデアの作品が数多く発表されました。上位になった作品はビジュアル的なインパクトだけでなく、川柳とのストーリー性や語呂の良さも評価されたようでした。今回生徒にみんなが制作した作品はインスタグラムのアカウント「PlexProgram1118」から見ることができますので是非ご覧ください!

総評

あっという間に終わりの時間となりました。参加した生徒たちに感想を聞いてみると、「同じ被写体でも人によって感じ方が違ってきて楽しかったです!」、「ものを多角的に見るいい勉強になりました!」など、とても今回のワークショップに満足した様子でした。普段、何気なく見ている風景や街並みも、少し見方を変えれば、新しい景色やデザインとして作品に取り入れられるという事を実感できたのではないでしょうか。また、デザインすることの楽しさを忘れかけてた人も改めて感じることが出来たのではないでしょうか。トール先生、貴重な体験を本当にありがとうございました!そして、今回参加した受講生のみなさん、本当にお疲れさまでした!

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