プレックスプログラム レポート

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「デザイナーに必要なモノ」

2015年4月25日(土)

商空間デザイナー
Nyts&Company代表

平川 ナオミ 氏

Naomi Hirakawa

<PROFILE>

1999年にナイツ・アンド・カンパニーを設立し代表取締役に就任。以降商空間に特化したデザイナーとして、業種を問わず多彩な商空間のデザイン&コンサルティングを大小合わせて約2,000件行う。最近では、欧米はもとより東南アジアの商空間のデザインにも本格的に参入。2012年に東京デザインプレックス研究所の学長に就任。

<企画、設計、コンサルティング実績>

Auntie Anne’s / Krispy Kreme DOUGHNUTS / COLD STONE CREAMERY / BECK’S COFFEE SHOP / Drip Mania / TULLY’S COFFEE / Segafredo Zanetti / McDonald’s / TAPA TAPAS / THE OVEN/DIYA / Eddie Bauer / DELL / Dr.Ci:labo / Tomod`s / 楽市楽座/源泉掛け流し 薬石汗蒸房 風と月/PAW(パウ) / QUEEN’S EAST /サンストリート浜北/ムーンストリート大門

平川 ナオミ 氏

第1部:トークショー「デザイナーに必要なモノ」

講義1

本日の講師は東京デザインプレックス研究所の学長である、平川ナオミさん。多くのトップクリエイターが登壇する中、最多回数の登壇となります。今回は4回目の登壇ということもあり、慣れた雰囲気でプレックスプログラムがスタート。4月に入学した受講生の多くが、初めて参加することもあり、やや緊張しながら、平川さんの話に耳を傾けます。

講義2

今まで2,000件以上の空間デザインを手がけてきた平川さんが贈る、今回のテーマは「デザイナーに必要なモノ」。今日からでも明日からでも役に立つお話ということで、初めての方にピッタリのテーマです。
まず、デザイナーに必要なものは「センス・キャリア・知識」と思われがち。実はそういったことは重要ではない、という平川さんの話に、参加者も驚くばかりです。

講義3

現在、日本の飲食店は約58万店、その内10年以上続く店舗は約10%程度とのこと。では、自分がデザインした店舗を10年以上存続させるには、どうすればいいか?アトモスフィア(雰囲気)、クオリティ(味やサービス)、マジックモーメント(記念日などのさりげない演出)の3つと、リーズナブル(的確な価格)のバランスをデザイナー自身も踏み込んで考える必要性について語ります。

講義4

そして、いよいよ本日のテーマである「デザイナーに必要なモノ」の講義に入ります。「あくなきチャレンジ精神」「愚直な反復精神」「リセットする勇気」、この3点に関して、平川さんが幼い頃に見ていたTV番組やTVCMの例を出しながら、分かりやすく解説します。また、業界で活躍する様々なデザイナーの方々の趣味を例に挙げながら、好きなもの、こだわりのあるものを持ってみると良い、というアドバイス。有名なデザイナー達の意外な趣味に、会場も盛り上がります。

第2部:ワークショップ「好きなモノ・集めてきたモノ・こだわりのモノをリ・ブランディングする」

ワークショップ1

今回のワークショップは「好きなモノ・集めてきたモノ・こだわりのモノをリ・ブランディングする」という内容です。チーム内で一つテーマをあげ、そのテーマを好きな人はそれを如何に多くの人に広めるか?逆にそのテーマに興味のない人は、興味を持ってもらうための方法について発表します。皆さん、予め持参してもらった様々な自分のこだわりアイテムを、各チーム内で見せ合います。熱の入った説明に、平川さんも思わず笑みがこぼれます。

ワークショップ2

最初の発表は「カラフルなレギンス」。男性にも興味を持ってもらいたいということで、涼感素材で浴衣の下に合わせるという提案です。「すね毛が気になるアナタに」というキャッチに、会場も笑いに包まれます。お次は古くからある文房具をテーマに、背景にある歴史やストーリーを伝えることで、安価な文房具にしか興味の無い人の意識を変えていく、というプレゼンです。アイテムは面白いけど、一見するだけでその魅力が伝わる様な工夫が欲しい、と平川さんからのアドバイスに、多くの方が頷きます。

ワークショップ3

雑誌、刀、シンセサイザー、水筒をテーマにした発表と続き、ご当地キーホルダーの発表です。観光地で見かけるご当地キーホルダーに関して、その時のノリで買っても後々埃をかぶってしまうこともしばしば。そこでコンプリート感を煽ることができるよう、コレクションBOXやSNSを利用したアピールを提案。平川さんもフィジカル・SNS両面からのアピールは面白い。ただ、その商品自体の付加価値についても考えると更に良くなると思う、とアドバイスします。

総評

「皆さん自分の好きなものをテーマにしただけあって、その魅力を伝えようという、想いのこもった良いプレゼンでした。」という評価に、参加者もホッとした様子。
「ただし、デザインはうんちくを長く伝えることではなく、一目で理解できるようなものを考えて。」と釘を刺すことも忘れません。例えばRIZAPのCMは良い見本だよ!という話で、会場が盛り上がったところで、今回のプレックスプログラムは終了です。平川さん、ありがとうございました!

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