プレックスプログラム レポート

  • クリエイティブワークショップ

「感性を刺激するビジュアルインパクト」

2013年7月15日(月)

ファッションデザイナー・アートディレクター

弓削 匠 氏

Takumi Yuge

<PROFILE>

96年桑沢デザイン研究所を中退後、2000年までフリーとして劇団やタレントなどの衣装を手がける。そのかたわらでシャツオーダーメイドブランドをスタートさせた。00-01年秋冬シーズンよりウィメンズブランド「Yuge (ユージュ)」を立ち上げる。07年春夏シーズンにはランウェイ形式で東京コレクションデビュー。07年「UCLA」とライセンス契約を結び、「Yuge Athletic LINE」をスタート。。09-10年秋冬シーズンより「Lee」「Vanson」とのダブルネーム商材を展開、10年春夏シーズンよりイタリアのスニーカーブランド「SUPERGA」や「OUTDOOR PRODUCTS」とのダブルネーム商材を展開する。近年は土岐麻子や一十三十一等のアートディレクションも手掛ける。

弓削 匠 氏

第1部:トークショー「感性を刺激するビジュアルインパクト」

講義1

本日のプレックスプログラムはファッションブランド「YUGE」のデザイナーであり、近年はミュージシャンのアートディレクション等も行う弓削匠さんを講師にお迎えいたしました。まずは自己紹介がてら、幼少時に影響をがっつり受けたと言われる音楽の紹介です。今でも年中聞くという「ビーチボーイズ」。テレビCMから流れてきたその音楽と夏のアメリカに心奪われたそうです。 

講義2

ビーチボーイズとの出会いから加速度的に音楽の世界に没頭します。家族で聞いていたという「山下達郎」や「大滝詠一」、そしてブラジルやドイツのレーベルにまで手を広げていきます。そのアーティストのジャケットを通じて、デザインの世界に興味を広げていった弓削さん。まだDTPが普及していなかった時代のデザイン手法や撮影方法についてもレクチャーしていただきました。

講義3

ステージ衣装を提供していた縁で、アートディレクションを手掛けることになった「土岐麻子」さん。土岐さんが弓削さんのコレクションを考えることで、クロスさせて作品作りを行っています。ここでも弓削さんの世界観がたっぷりと溢れています。その世界観とは上記にあるような少年期に触れた「アメリカの夏の情景」。年月は過ぎても変わらない世界観に受講生もぶれないで好きなことを行い続ける大切さを実感させられます。

講義4

「自由に行えるのは最高に楽しい」と語りながら、説明していただいたのはジャケットのみならず、PVなどのアートディレクションも行っている一十三十一(ひとみとい)さん。90年初頭に一世を風靡した映画「彼女が水着に着替えたら」をオマージュしたPVの制作秘話を語る弓削さんは本当に楽しそうです。画像にはありませんが、特別に15分の映像を全部解説付きでみせていただきました。感謝です。

第2部:ワークショップ「行ってみたいリゾートをプレゼンテーション」

ワークショップ1

続いてはワークショップです。今回は課題が出されています。テーマは「行ってみたいリゾート!!」 【リゾートを説明するビジュアル】 【行きたくなるようなキャッチコピー】 【そのリゾートに最も合う音楽】を準備して、各自参加してきました。 音楽を選曲してくる形のプレックスプログラムは初めてでしたので、どんなものが出来上がってくるか楽しみです。

ワークショップ2

昼夜行きたいリゾートを分け、同じ場所に音楽だけ変える作品、「何にもいらない」をコピーに音楽も波の音だけの作品、続々とプレゼンが始まりました。「インパクトを出すのが難しかったです」という受講生には「インパクトを第一にするビジュアルにするには、余白とレイアウトが大切。この二つを試行錯誤しながら作っていってください」と講評も直接頂きながら進行していきます。

ワークショップ3

弓削さん自身が行きたかった場所をプレゼンする受講生がいた時は「この場所は本当に行きたいんですよね~この場所に行ったらどんなにデザインが湧き出てくるか考えただけでもワクワクしてくるよね。」とトラベル気分にはいる弓削さんです。また、素敵なキャッチコピーをプレゼンする受講生にはお褒めの言葉と受講生が考えている範囲を超えての提案があり、受講生も嬉しそうです。

講評

ワークショップのプレゼンを終えて、弓削さんからのメッセージ「僕の原点は幼少期の風景。そのインプットが今の作品つくりに非常に役立ってます。なので、これからクリエイティブな世界を目指す人には、とにかく好きなものを追及して欲しいです。追求とは好きなものを知って、感じて体験して、自分の一部になるくらいにとことん行ってもらいたいと思います。まずはたくさん見ること。これに尽きます。」
弓削さんありがとうございました。

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