プレックスプログラム レポート

  • クリエイティブワークショップ

「デザインでものがたる」

2013年6月22日(土)

カニカピラ代表
アートディレクター アーティスト

姉川 たく 氏

Taku Anekawa

<PROFILE>

1970年生まれ。インテリアデザインに従事した後、1999年独立。
フジTVポンキッキーズの「なぞのやさい星人あらわる」「あらびき団」がお茶の間で話題に。空間、グラフィック、アニメーション、デジタルコンテンツなど多方面で活動。2004年から作家活動と平行して、デザイン会社カニカピラを運営、アートディレクションや企画、各種デザインなどを行っている。

姉川 たく 氏

第1部:トークショー「デザインでものがたる」

講義1

本日はカニカピラ代表の姉川たくさんをお迎えしてプレックスプログラムを行っていきます。姉川さんは時にはアートディレクター、時にはデザイン事務所代表、時には刺繍を使ったアーティストとして、とてもユニークなキャリアをお持ちでいらっしゃいます。プロフィールからもユニークなプログラムが期待できます。「独立したんですけど、皆と一緒に仕事をしていくのが好きなので、知らぬ間に会社にしてました」と語る姉川さん、作品と同じく人間味が溢れる自己紹介からまずはスタートです。

講義2

今回のテーマである「デザインでものがたる」は姉川さん自身が仕事を行う際のテーマでもあります。①細かいヒヤリングに基づいた「しっかりした土台作り」→②コンテンツの独自性を出す「クリエイティブジャンプ」→③ユーザーに繋げる演出と計画「とどけこの想い!」 このステップを通じてデザインで物語っていった代表的な作品を解説していただきます。

講義3

一からアートディレクションに携わったNHKの障がい者情報番組「バリバラ」。非常に繊細なジャンルではありましたが、「No limis(限界無し)」を掲げる制作側のチャレンジ精神をくみ取り、リサーチやヒヤリングを繰り返しながら、出たデザインコンセプトは「障がいをチャームポイント(個性・感性・才能)として表現する」でした。このコンセプトに基づき、姉川さんがデザインされたメインビジュアル案・キャラクターデザイン案の豊富さと緻密さに受講生らは圧倒されます。

講義4

趣味の一つが「クリエイターの本を読むこと」の姉川さん。定期的に行っている勉強会で使用した各クリエイターのデザイン手法や拘り等がまとめられた資料なども披露していただきました。 刺繍を使用したアートワークの解説をしていただきながら「クライアントワークでもアートワークでも携わる方々の未来をデザインすることは同じ。相手の事を考えて、ポイントを見つけ、楽しみながら作る。」こんな言葉を頂き一部が終了です。

第2部:ワークショップ「○○さんの物語をデザインする」

ワークショップ1

続きましてワークショップです。今回のテーマは「○○さんの物語をデザインする」です。5.6人のチームになり、その中の一人の半生をヒヤリングし、情報を整理し、キャッチコピーも入れたイメージビジュアルを制作します。姉川さんも行ったことないワークショップなので、どんな内容が飛び出すか楽しみな様子です。受講生同士もランダムで組まれたチームですので、まずは恐る恐る自己紹介から始まりました。 

ワークショップ2

初めて会った人の半生をこんなに真剣に聞いたこともないし、こんなに真剣に話したこともないのが大半の受講生の中、あっという間に時間になり、チーム毎の発表が始まりました。グループごとにクライアントになった受講生のストーリー紹介から始まり、キャッチコピー、ビジュアルイメージのプレゼンテーションの順で行っていきます。キャッチコピーのいくつかを紹介します「終わりなき俺の改造」「ただ今迷走中」「パリに咲く桜」等々、ユニークなキャッチが続々と発表されます。

ワークショップ3

クライアントになった受講生は「自分でも全く気がつかなかった一面を客観的に見れることができて良い機会をもらいました」と恥ずかしいやら、嬉しいやらで落ち着かない様子です。姉川さんからは講評の中で、「チームファシリテーションで、この様に自分のことを話しあうのは実はシンプルですが、とても重要なんです。」と経営者の顔ものぞかせてもらいました。

講評

「見知らぬ人の物語をデザインする」という一風変わったワークショップを終えてどこか受講生は晴れ晴れとした表情です。
最後に姉川さんから「今日は僕がとても楽しめたワークショップでした。新鮮でした。今回、いちばん得したのはクライアントになった方ですが、提案した人たちも相手の事を思い、ヒヤリングし、情報をまとめ、デザインするというプロセスは仕事でも全く同じです。今日の内容が少しでも今のお仕事に活かされてくれたら嬉しいです。」
姉川さんありがとうございました。

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