プレックスプログラム レポート

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「デザインワークフローとコミュニケーション」

2012年7月15日(日)

「+Designing」編集長

小木 昌樹 氏

Masaki Kogi

<PROFILE>

「+DESIGNING」「eBOOKジャーナル」編集長。90年代前半にDTPと出会い、編集にDTPを積極的に取り入れながらスキルを身につ ける。98年よりDTP専門誌「DTPWORLD」の編集を7年間にわたって担当。99年には2代目編集長に就任。カラーマネジメント、ネットワーク送稿、PDF入稿など、フルデジタルワークフローの構築に取り組む。2006年に(株)マイナビで「+DESIGNING」を創刊し編集長に就任。2010年9月、日本初の電子出版をテー マとする総合誌「eBookジャーナル」を創刊し、編集長に就任。

小木昌樹氏

第1部:トークショー「クリエイターを目指す方々に」

講義

前半の1時間は自己紹介と受講生に向けたメッセージ。大学時代から「考古学」「書道」そして「DTP」とさまざまな雑誌の編集を経験し、「人生に2度ターニングポイントがあった」と話す小木講師。1つ目は社会科教諭を目指していた就職浪人時代の「遺跡発掘」のアルバイト。提出が必須の調査報告書を手作りすることで本の作り方を知ったこと。2つ目は書道雑誌の編集部時代。MacとDTPに出会ったこと。夜な夜な同僚たちとDTPの真似事をし、知識を得たこと。自分の何気ない選択が自分の武器を作ると教えてくださいました。

プロになる受講生へメッセージ1

続いてプロとしてデザインを扱う現場で働くことを目標としてる受講生へメッセージをいただきました。まずは〈お金と時間を常に意識しよう〉「現実を考えると「デザイン」は「アート」ではなく「ビジネス」で、限られた予算と納期の中でベストなものを創るのがプロと力強く語り、納期の交渉の工夫としては事前のコミュニケーションの重要さも強調されていました。

プロになる受講生へメッセージ2

2つ目は〈コミュニケーション力を高めよう〉デザインで求められる力は「問題解決力」。「カッコいいデザイン」をする前にクライアントの想いを引き出すことが大事。 「個性」を出したがるデザイナーは多いけど、「個性」は隠そうとしても溢れ出てくるもの。だからまずは問題点を引き出してお客さんの望むものを創ろう。

プロになる受講生へメッセージ3

最後は〈新しいことに常に敏感でいよう〉
デジタルの時代、テクノロジーは常に進化を続け、使う使わないは別として「新しいことはどんなことができるか」を知っていると表現のポテンシャルが上がる。
また、デザインは時代を映す〈鏡〉でもある。3.11以降は「デザインが社会に貢献できること」を考えるデザイナーも増えてきていると、社会とデザインの関わりの大切さを話してくださいました。

第2部:ワークショップ「+Desiningリブランディング」

ワークショップ1

後半はワークショップです。小木講師が編集長を務める「+DESINING」のリニューアルコンセプトを作ります。今回はクライアント(小木講師)から問題点をヒアリングし、リニューアルコンセプトを考えていきます。ワークショップのチームはA~Eの5つ。クライアントのニーズを聞き出そうと小木講師への囲み取材が始まります。

ワークショップ2

デザイナーの大切な要素である「ニーズやウォンツを引き出す」ことを行うために、短い時間で如何に適切な質問を投げかけることができるか? このワークショップの目的の一つです。
何とか小木講師からニーズを引き出せないかと必死でヒヤリングしています。

リニューアルコンセプト発表

戸惑いながらなんとかまとめたリニューアルプランをAチームから順に発表。
各チームの多種多様な発表に「前のチームと真逆な提案で面白いね」「ロゴの「+」を「×」に変えただけで可能性が広がる気持ちになる」「IT企業のプレゼンみたいだね」と小木講師も楽しんでいただけたようです。

小木講師からメッセージ

「とても戸惑ったと思う。コミュニケーションのギャップを楽しめたかどうか? 仕事ではギャップを埋めることが大切。プロになるためのことをここでたくさん学びクライアントさんのため、社会のためのデザインを生み出すプロフェッショナルになってください。次は編集者と取材先のデザイナーとして会いましょう!」
最後まで太陽のような笑顔を絶やさずたくさんのメッセージをありがとうございました。

text by 編集&ライティングコース
鳥居友依

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